2013/07/09 - 2013/07/17
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Weiwojingさん
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カンボジア旅行で最も訪れてみたと思っていた Angkor Wat。正に小生が想像していた通リの素晴らしい遺跡でした。しかし、あまりにも見学する人々が多いのには驚きました。世界中から観光客が押し寄せていて、どこに行っも遺跡を見に来たのかそれとも観光客を見に来たのか分からない程です。
世界文化遺産の一つとして知られるアンコール・ワットは、今から150年前までは全くジャングルの中に埋もれて、フランス人博物学者アンリ・ムロが発見するまでは人に知られることがありませんでした。この巨大な寺院群はクメール王朝の強大な力を示すもので、アンコール・ワット以外にも数百を超える宗教施設が王国全土に造られていました。
現在のシェムリアップ周辺には数多く残された遺跡は大農業王国の都であるとともに、最も豊かな水の都でした。日本に例えてみると、平城京の作られた大和盆地にあたるのがシエムリアップ周辺です。
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4日間ガイドをお願いした Koeung Banksang 氏です(左側)。
彼はもともとはフランス語のガイドを長年していて、つい数年前に日本語に切り替えたそうです。日本語のほうがやりがいがあると話しています。 -
今回、アンコール・ワットには2度行きました。1度目はシェムリアップに着いて、荷物をホテルに置いてからすぐ、そして2度目は次の日早朝5時過ぎに日の出を見るために出かけました。
アンコール・ワットにはまずは西参道から入ります。入り口左右にシンハ像が安置されています。ここからまっすぐ西塔門テラスへ向かいます。 -
入口にはこんな大きなナーガ(蛇神)が2体あり、ナーガ像は船を意味しているそうです。このナーガ像は見事というほか言葉がありません。
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最初の時はもう夕方でしたが、天気がはっきりせず、案の定遺跡の中を見学している時に雨が降ってきました。すごい土砂降りで2回雨が降りましたが、しばらく降ると止んで、また降るといった具合で、その後はずっと晴れ間ものぞかせていました。この時期は雨期だそうで、雨が多いと聞いていましたが、しかし、今回の旅行で雨に降られたのはこの時だけでした。
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入り口から遠くに見える西参道テラスに向かいます。雨が激しく降ったでようで、地面が濡れています。
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西塔門の南側にある修復された「ヴィシュヌ像」が安置されています。
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アンコール・ワットで一番興味を覚えたのは、建物の壁に彫られた彫像です。このアプサラダンスを踊る女性像は素晴らしいです。躍動感を感じますね。このような像があちこちにあり、一つ一つ見ているとかなりの時間がかかりそうです。しかし、見ない訳にはいきません。
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回廊の壁にはにはびっしりと物語が描かれていて、その数の多さと素晴らしさに圧倒されました。
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このテバターと呼ばれる女性像も素晴らしいです。右手に花を持っていますね。
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女性の美しさもさることながら背後の彫刻がまた素晴らしいです。精緻で手が込んでいます。
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3人の女性が並んでいますが、かすかに色が残っているようです。それにしても胸の黒光りのところが気になりますね。観光客が触っていくのでしょうか。
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カメラを構えて何枚か写真を撮っていたら、柱の陰からひょつと姿を現した女性がいました。思わず、その構図に魅せられて、1枚撮ってしまいました。
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占い師がいて、何人かの人々が見てもらっていました。今見てもらっている人はインド人のようです。
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占い師が仕事を終えてひと休みしているようです。
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江戸時代に森本右近太夫一房という人物がここアンコール・ワットを訪れ、その際に十字回廊に落書きを残しています。
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これもその落書きの一部ですが、クメール・ルージュ時代に上から文字を塗りつぶそうとして、黒くかき消されていて、今ではよく判読できません。
彼が残した落書きはもう一箇所あり、それは第一回廊内側の北経蔵入り口の柱に残されています。二か所の落書きはそれぞれ日付が異なり、彼は10日間以上この地に滞在していたものと思われます。 -
これは「連子窓」といわれる窓で、開口部を数本の格子で支えています。
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連子窓を通して外の景色を見るのも興味深いですね。
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隠し連子窓のようなものありますが、これは実際の窓ではなく、それらしいく造られた装飾的なものです。
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至るところに彫刻がほどこされていて、見るものを圧巻させます。
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中央祠堂から見た遠くの風景ですが、周りがジャングルに覆われているのがわかります。
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あまり人目につかない隅のほうにある柱の部分にもテバターが彫られています。かすかに色が残っています。
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ここにも人の目につかないようにしてテバターの女性像が彫られています。
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無残にも切り取られたところが見られます。
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所々で英語の案内表示が示されていますが、ただどうも変な英語表現なので、気になりました。“Possibility of Visit”と記されていますが、“Visit This Way”とでもすべきではないでしょうか。
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もともとアンコール・ワットはヒンズー寺院でしたが、このような後世に作られた仏像も安置されています。
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急な階段を上り下りして、第三回廊の上まで行くことができます。降りる時の方がずっと恐怖を覚えます。
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現地の子供たちが民族衣装を着て並んでいたので、最初何なんだろうと思いましたが、これは観光客と一緒に写真を撮り、お金をもらうようなことをしていました。しかし、右側の男性が盛んに観光客に呼び掛けていましたが、ほとんど一緒に写真を撮る人はいませんでしたね。
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天井を見上げると、ぽつかり穴が開いています。ここからかすかな光が道内を照らし出しています。
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第三回廊では座禅を組んで、瞑想している男性の姿がありました。さぞかし悠久の時を感じていられるでしょうか。
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小生の好きなアンコール・ワットの風景です。
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「逆さアンコール・ワット」を見ることができる「聖池」です。中央の一番高い塔が中央祠堂です。
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翌朝5時過ぎに朝日の上るところを見るために再度出かけました。この日は4時30分にモーニングコールをお願いし、5時過ぎにアンコール・ワットに到着しましたが、朝日の上るところを見るのに一番良い聖池のところはすでに多くの人で占められていました。かろうじて場所を見つけて、なんとか写真を撮ることができました。
夜明けを待ちながらしばしたたずんでると、ドイツの巨匠マーラーの交響曲第1番『巨人』が聞こえてきた。ゆっくりとした出だしで、やがて激しさを増してくる。 -
小生が到着した時はこんなにたくさんの人が詰めかけていて、よい撮影ポイントが見つかるだろうかと心配になりましたが、何とか見つけることができました。それにしてもすごい人ですね。
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だんだん薄明りの中から日が差し込み、徐々に変化していきます。周囲からシャツターを切る音が盛んに聞こえ、しばらくその音が鳴り続いていました。
マーラーの『巨人』第二楽章が聞こえてきた。 -
太陽の姿を見ることはできませんでしたが、刻々変化するアンコール・ワットの風景に大いに満足しました。
『巨人』第3楽章の始まりだ。 -
時間とともに変わりつつある空の色が何とも言えず、素晴らしいです。
『巨人』の第4楽章に続いていく。 -
空の刻々変わりつつある色彩に魅せられたと言ってもよいでしょう。
やがて終曲へ向かっていく。 -
朝焼けは最高潮に達し、徐々に空の色が茜色から青色に変わって行きました。この間時間は1時間くらいです。
マーラーの『巨人』を聞いていると、まさにこの遺跡にふさわしい楽曲のような気がしますが、皆さんはどのように思われますか。 -
青い色が増してきました。もうすぐ夜が明けて、朝の空気が漂い始めました。
曲はやがて終局へ向いつつある。 -
あっという間に明るくなりました。今までのような茜色の空が消えて、青一色になり、明るさを増してきました。
楽曲は終わり、周りの人々の喧騒の声が聞こえてきた。 -
1時間ほど朝焼けの様子を見、ホテルに戻ることにしました。この1時間ほどのあいだに刻々は変わるアンコール・ワットの遺跡にすっかり魅せられてしまったと言ってもよいでしょう。
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出口付近で日の光を浴びた遺跡が青い空をバックに浮かび上がっていて、これまた素晴らしい光景です。
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遺跡に当たる日の光が刻々と変わり、それとともにその色が姿を変えていきます。これまた微妙に変化する日の光に魅入ってしまいました。
アンコール・ワットの見学はこれで終わりましたが、まだ十分見きれたとは言えません。もう一度来て、今度は違う面から見てみたいと思います。
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